おせちの黒豆をリメイク!揚げない黒豆コロッケ
日本のお正月と言えばおせち料理は欠かせません。黒豆、数の子、栗きんとんや田作り、などおせちのメニューそれぞれに、無病息災や子孫繁栄など様々な願いが込められていて、また、日持ちもするように工夫されています。黒豆の「まめ」という言葉には、元気・丈夫・健康などという意味があります。また、「まめに働く」「まめに暮らす」などの語呂合わせからも、昔からおせち料理には欠かせない一品です。
新年も2~3日経つと、おせちメニューの中の人気物は減っていますが、不人気なものは余っているというご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は、残ってしまったおせち料理を有効にリメイク、黒豆煮を使った揚げないコロッケのレシピです。揚げ物のおいしさをキープしつつ、カロリーダウン。香ばしく炒めたパン粉をまぶした揚げないコロッケは、お子様と一緒に調理できますね。クリスマスや年末年始で体重が気になる方にもおすすめです。
黒豆コロッケ
栄養価(1人分)
エネルギー:232kcal
たんぱく質:6.5g
脂質:5.8g
炭水化物:40.1g
食物繊維:14.9g
食塩相当量:0.3g
材料(2人分)
・メークインなどのじゃが芋(280g)
・玉ねぎ(1/2個)100g
・サラダ油(小さじ1)
・黒豆煮(40g)
・食塩、こしょう(少々)
・サラダ油(小さじ1)
・水(大さじ1)
・パン粉(20g)
・ミニトマト(適量)
・ブロッコリー(適量)
作り方
【①】玉ねぎはみじん切りにする。フライパンにサラダ油を入れて中火に熱し、玉ねぎを炒め、粗熱をとる。
【②】じゃが芋は皮を剥いて、一口大に切る。ボウルにじゃが芋と水(大さじ1)を入れてラップをし、600Wの電子レンジで約5分間加熱する。柔らかくなったらマッシュにし、塩、こしょうで味付けをする。
【③】①と②に黒豆煮を混ぜ、4等分にして小判型に整える。同様に3つ作る。
※黒豆煮をコロッケの数分(4粒)残しておく(デコレーションに使います)
【④】フライパンにサラダ油を入れて中火に熱し、パン粉を入れて炒める。少し色づいてきたら弱めの中火にして手早く混ぜ、全体が茶色くなったら火を止め、バットに広げる。
【⑤】③を④のバットに入れ、パン粉をふりかけて、手で軽く押してなじませる。
【⑥】デコレーション用の黒豆煮を1粒ずつ飾る。器に盛り、残ったパン粉をかけ、ミニトマト、ブロッコリーを添えて完成。
※そのままでも美味しく召し上がれますが、トースターで焼くことで更に美味しくお召し上がりいただけます。
管理栄養士ワンポイントアドバイス
■黒豆=大豆が持つ栄養のなかでも注目したいのは、やはりたんぱく質です。国産大豆(乾燥)は、100g中に33.8gものたんぱく質を含んでいます。たんぱく質は、私たちの臓器や筋肉、皮ふ、髪、血液などを構成するうえで欠かせない成分で、肉に匹敵するほど豊富なたんぱく質を含む大豆は「畑の肉」という別名も持っています。
■揚げ物のおいしさをキープしつつ、カロリーダウンするには、油の量を減らすことがポイントです。
■少ない油でパン粉を炒め、タネにまぶしてコロッケ風にしたり、春巻きを揚げずに焼くなどの一工夫でカロリーダウンできます。
■パン粉は茶色くなり始めたら焦げやすいので、火加減に注意してください。