コラム
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栄養

ひな祭りの定番「ちらし寿司」

ちらし寿司に使われている食材には、いろいろな意味があるようです。それが「ひな祭り=ちらし寿司を食べる」習慣に結び付いたのかもしれません。一般的に、
えび:「エビのように腰が曲がるまで丈夫」という意味で「長寿」の願い
豆:「健康でマメに働く」
レンコン:穴から先を見通せるので「先の見通しがきく」ということから、縁起の良い食材といわれています。これに加えて、菜の花や卵、ニンジンなどの華やかな色どりが食卓に春を呼んでくれるということからも、ひな祭りにふさわしい定番メニューになったようです。
ひな祭りの定番「ちらし寿司」

海鮮ちらし寿司

栄養価(1人分)

カロリー:410kcal 
たんぱく質:20.7g 
脂質:6.9g
炭水化物:62.6g
食物繊維:2.9g 
食塩相当量:1.3g

材料(2人分)

・ごはん(300g)
【酢飯用調味料】
・米酢もしくは酢(小さじ4)
・砂糖(大さじ1)
・塩(小さじ1/2)

【具材】
・まぐろ刺身(4切れ)
・サーモン刺身(4切れ)
・甘エビ刺身(4尾)
・イクラ(小さじ2)
・キュウリ(1/2本)
・卵(1個)
・料理酒(小さじ1/2)
・砂糖(少々)
・塩(少々)

作り方

【①】まぐろとサーモンは食べやすい大きさに切る。甘エビは殻をむく。キュウリはいちょう切りにする。
【②】炊きたてのご飯をボウルに移し、【酢飯用調味料】を加えてしゃもじで切るようにして混ぜる。なじんだらうちわなどであおいで冷まし、濡らした布巾などをかぶせておく。
【③】錦糸卵を作る。ボウルに卵を割り入れてほぐし、料理酒、砂糖、塩を加えて混ぜ入れる。フライパンに薄くサラダ油(分量外)をひいて、中火で熱し、卵液の半分を流し入れる。火加減を弱め、ふちが乾いたら火を止める。手でそっと裏返し、弱火で両面を焼く。残りも同様に焼いて粗熱をとり、細切りにする。
【④】器にすし飯を盛り付け、③の錦糸卵を敷き、①とイクラを彩よくのせる。

管理栄養士ワンポイントアドバイス

■お酢には胃酸の分泌を促す作用があり、胃酸やお酢の成分そのものが胃や腸を刺激し、ぜん動運動を活発にすると言われております。
■刺身の種類はお好みですので、盛り合わせパックなどをご利用ください。
■ちらし寿司に合う献立レシピとしては、若竹煮や菜の花の和え物などの野菜料理、お吸い物などがおすすめです。