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「顔のたるみ」で見た目年齢がアップする? 原因と解消するためのポイントとは

「顔のたるみ」で見た目年齢がアップする? 原因と解消するためのポイントとは

年齢とともに増えてくるのが肌の悩み。顔のたるみにシミ、シワなど憂鬱ですよね…。
なかでも顔のたるみは、顔の輪郭や表情への影響が大きく、見た目年齢をアップさせる原因に。

顔のたるみが目立つ人とそうでない人とでは、「見た目年齢が10歳も変わる」なんてデータもあるそうです。
ここでは顔がたるむ原因と、解消するためのポイントについて解説していきます。

顔のたるみは何が原因?

顔がたるむ原因は大きく分けて二つあります。一つ目は「弾力の低下によるたるみ」です。

年齢が若いうちは肌に弾力があり、肌の脂肪の重さを受け止めてハリのある肌を保っていられるのですが、加齢や筋力の低下により、徐々に肌の弾力は衰えていきます。
すると脂肪の重さを受け止めきれなくなり、たるみとなって現れるようになります。

二つ目は、「表情筋の衰えによるたるみ」です。肌の三層目である皮下組織の下には「表情筋」と呼ばれる顔の筋肉があります。
表情筋は加齢や筋肉量の低下以外に、猫背などの悪い姿勢、デスクワークやスマホ操作時に無表情でいる時間が長くなることでも衰えていきます。
この筋肉がゆるむと表面の皮膚を支えられなくなり、顔がたるむ要因になります。

【解消ポイント】顔ヨガ・フェイスマッサージで表情筋を鍛える

顔のたるみ解消・予防におすすめなのが「顔ヨガ」「フェイスマッサージ」です。
表情筋は普段、全体の3割程度しか使われていないとされていますが、全身の筋肉と同様にトレーニングで鍛えることができます。

顔中の筋肉を意識して動かすことで表情筋を鍛えられ、フェイスラインがすっきりし、皮膚などをしっかり支えられるようになるのです。

【顔ヨガのやり方】

1. まず目を閉じ、口も閉じたまま鼻で深呼吸をします。

2. 再び鼻から息を大きく吸い込み、今度は口から吐き出します。吐き出すときに、目を見開き、舌を強く下に突き出しましょう。この動きを3セット繰り返します。

3. 今度は、鼻から吸った息を口から少しずつ吐きながら、顔のパーツをできるだけ中心に寄せます。酸っぱいものを食べたときのような、くちゃっとした顔になればOKです。そのまま10秒キープしましょう。

4. 中心に寄せたパーツを、パッと瞬時に元の位置まで戻して目と口を開きます。顔全体を伸ばすイメージで、口は「あ」の形を意識するとよいでしょう。

【フェイスマッサージのやり方】

1. 親指を耳下のあごの関節あたりに添え、人差し指の第2関節を口角の少し外側にぐっと押し当てます。

2. 人差し指の第2関節をそのままクルクルと円を描くように押し込み、少しずつ上にずらしながら、左右交互に5回行います。

3. あごの先を、両手の親指と人差し指の第2関節でつまむように持ち、そのまま耳の下まですべらせます。同じ動作を5回繰り返しましょう。気持ちいいと感じる強さでおこなうのがポイントです。

4. 人差し指の第2関節を眉尻の上あたりに置き、中心に向けてすべらせます。徐々に位置を上にずらしながら、左右5回ずつ行います。

フェイスマッサージで血行やリンパの流れをよくすることで、老廃物の排出やむくみが出にくくなり、凝り固まった表情筋がほぐれるとフェイスラインも引き締まります。

ただしマッサージは肌摩擦が大きいため、滑りの悪い状態で行うと、かえって顔のたるみを悪化させたり、シワやシミの原因になったりする場合があります。
必ずオイルやクリームで滑りをよくしてから行いましょう。

どちらも仕事や家事の合間などに気軽にできるトレーニングです。ぜひチャレンジしてみてください。

【解消ポイント】二大美容成分をスキンケアに取り入れる

肌のハリを保つ有効成分が配合された化粧品を、毎日のスキンケアに取り入れるのも効果的です。
たとえば「ビタミンC」と「コラーゲン」は、弾力あるハリ肌を保つための美容成分として人気がありますよね。

ビタミンCは、肌のハリの向上や弾力のもとになるコラーゲンを生成するのに欠かせない成分。とくに「APPS」と呼ばれる高浸透ビタミンC誘導体は、肌の奥に働きかけてコラーゲンの生成を促します。
コラーゲンは、肌のうるおいを保つために必要な保湿成分。角層の水分量をしっかり保持し、肌にみずみずしさやハリ感を与えてくれます。

高保湿効果が期待できる「ビタミンC」や「コラーゲン」配合の化粧水や美容液、乳液を取り入れたスキンケアを継続することで、肌にふっくらとしたハリや弾力が備わっていきます。

ただし睡眠不足や運動不足、疲労、ストレス、栄養バランスが偏った食生活などでダメージが蓄積した肌の上からでは、どんな高級美容液でも性能を活かしきれません。

日頃から、顔のたるみにつながりにくい生活習慣を心がけ、肌を内側から整えていく意識も大切ですよ。

「よく笑う」だけでも表情筋は鍛えられる!

意外に思うかもしれませんが、「よく笑う」だけでも表情筋は鍛えられます。笑顔をつくることで、口元・頬・目元の筋肉と顔全体の筋肉をバランスよく動かせます。
無表情は表情筋の衰えにつながります。日頃から「よく笑う」ことも、顔のたるみを予防する有効なトレーニングのひとつです。

見た目年齢マイナスを目指すためにも、まずは表情筋を意識して鍛え、スキンケアやたるみにつながりにくい生活習慣を見直すところから始めてみてくださいね。