毛穴まわりの赤み・ブツブツの原因と対処法とは
世代や季節を問わず、女性の肌悩みの上位に挙がるのが「毛穴」のトラブル。なかでも、小鼻のわき~頬の毛穴まわりの「赤み」や「ブツブツ」に悩まされている人は多いと思います。赤みが見られるのは肌の炎症が起きているためで、適切なケアをせずに放置したままにすると跡が残ったり、赤ニキビになる危険な状態です。
今回は、毛穴まわりの赤み・ブツブツの原因と対処法を紹介します。
毛穴まわりの赤み・ブツブツの原因
毛穴まわりに「赤み」や「ブツブツ」が見られる場合、毛穴から分泌された皮脂が空気に触れて酸化し、肌が炎症を起こしている可能性が高いです。毛穴から分泌された皮脂は、酸化しやすく刺激性があるので、肌を炎症させる原因になります。
毛穴が「ブツブツ」と目立って見えるのは、酸化して変色した皮脂が毛穴の出口に詰まったところに、メイク汚れや古い角質、ほこりなどと混じって大きな角栓となっていることが考えられます。皮脂が出やすい肌質の人は「赤み」が気になるあまり、つい肌を触りがちですが、炎症が悪化する可能性があるので、なるべく触らないように気を付けましょう。
夏は気温の上昇とともに皮脂分泌も活発になります。さらに紫外線やエアコンなども影響して肌が乾燥し、炎症や毛穴の開きを悪化させる原因になる場合があります。適切なケアをせずに放置すると跡が残ったり、ニキビ菌が炎症を起こして、赤ニキビになる危険性もあるので要注意です。
ケアの基本は炎症を鎮めること
毛穴まわりの赤みは肌が炎症を起こしている状態なので、ケアの基本は「炎症を鎮めて肌状態を落ち着かせる」ことです。
具体的には、洗顔後に使う化粧水を冷却・消炎効果のあるものに変えてみるのがいいでしょう。肌に水分をたっぷりと与えることで炎症を鎮め、皮脂の過剰な分泌を抑えられます。また、炎症を抑える作用が期待できる成分として人気のビタミンC誘導体を配合したコスメを取り入れるのもおすすめです。
炎症が落ち着いてきたら、肌の新陳代謝を促して正常な肌サイクルを取り戻していくのが重要です。肌サイクルの乱れが炎症の原因であったり、回復を遅らせている可能性もあります。乱れる原因には栄養バランスの偏った食生活、睡眠不足、運動不足などが考えられます。思い当たるふしがあれば、コスメと一緒に生活習慣も一度見直してみることをおすすめします。肌の硬化やスキンケアの浸透を妨げる余分な角質や皮脂汚れを溜めないためにも、肌の新陳代謝を意識することが大切です。
毛穴のブツブツを予防する方法
小鼻のわき~頬の毛穴まわりは顔の中でも皮脂分泌が活発なので、角栓や汚れが溜まりやすく「ブツブツ」が目立つ箇所です。黒ずんで穴のように見えるのは、主にクレンジングや洗顔不足、過剰な皮脂分泌が原因で起こる場合です。毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れ、古い角質、ほこりなどをすっきりと洗い上がる洗顔料やクレンジングを選んで、汚れを溜め込まないことが予防になります。
クレンジング・洗顔後のキレイな肌状態をキープするには、その後の保湿ケアが重要です。とくに小鼻のわき~頬の毛穴まわりは加齢も影響して広がりやすいので、保湿ケアが不十分だと肌の乾燥や毛穴のたるみ、開きを招いて、「ブツブツ」を余計に目立たせてしまいます。
肌質やアイテムによって使用順などに違いはありますが、保湿ケアの基本は「化粧水→美容液→乳液→クリーム」で、化粧水なら「顔全体にくまなくなじませる」がポイントなのは同じです。乳液やクリームなどの保湿化粧品を塗る時は、なるべく肌を刺激しないよう、顔の中心から外側に向かって伸ばしていきましょう。保湿ケアは正しく丁寧に続けることで、保湿力も高まります。肌本来のバリア機能も回復しやすくなるので、ブツブツの効果的な予防になります。
毛穴まわりの赤み・ブツブツに気づいたら…
まずやってはいけないのは、「むやみに触らないこと」。そして最優先は「肌の炎症を鎮めること」です。炎症を鎮めて肌状態が落ち着いてきたら、保湿ケアをたっぷり行いましょう。また、加齢や肌質の変化から使用中の洗顔料やクレンジング、化粧水などが合わなくなっている場合もあるので、生活習慣と一緒にコスメも一度見直してみてくださいね。