子供が風邪をひいた!看病しつつ楽しめる過ごし方とは
子供は風邪をひいて熱を出しても、比較的元気なことも多いのではないでしょうか。本来は横になってゆっくり過ごして欲しいものですが、ただ寝ているのも小さい子供には難しいものです。ここでは、風邪の悪化を防ぎつつ看病の合間に親子で楽しめる過ごし方を紹介します。
廃材を集めて動物園を作ろう
普段は家事に追われて、子供と遊ぶ時間が少なくなりがちの人も多いでしょう。子供が病気のときは割り切ってとことん遊びに付き合うことをおすすめします。身体を使わず、座ったままできる過ごし方の中に「廃材工作」があります。家の中にある牛乳パックやペットボトル、お菓子の空き箱などを集めて工作をするのです。子供の想像力を使って、さまざまなものを作ることができます。
年齢が少し大きい子供には、テーマを決めるとよいでしょう。たとえば、「動物園を作ろう」とテーマを決め、廃材で動物を作ります。紙皿に細長く切った茶色い折り紙をたくさん貼り付けてライオンにする、牛乳パックとラップの芯を使ってキリンを作るなど、家にある廃材で何が作れるかを考えるのも楽しいものです。まだ幼くてセロハンテープやのりを使うのが難しい場合は、新聞紙や広告を丸めて形を作るのもよいでしょう。それだけでも不思議と動物に見えてくるものです。作った動物でそのまま人形遊びもできます。意外と親の方が夢中になって、クオリティの高い作品を作ってしまうのも「工作あるある」ですね。
毛糸の帽子を手作りしちゃう
親子でハマる、毛糸を使った「小さな帽子作り」もあります。用意するものは、毛糸、トイレットペーパーの芯です。作り方はとても簡単。まず、トイレットペーパーの芯を3等分にカットします。つぎに、30cm程度にカットした毛糸を50本程度用意します。これで準備完了です。トイレットペーパーの芯の中に、半分に折った毛糸を下から入れます。トイレットペーパーの芯に毛糸を巻き付けるようなイメージで、半分に折った毛糸の折り目にできた輪の中心に下側の毛糸を入れ、ぎゅっと絞ります。あとは、この作業をひたすら繰り返すだけです。トイレットペーパーの芯が毛糸で見えなくなるまで何本もの毛糸を巻きつけていきます。単純かつ簡単な作業なので、5歳程度の子供から一緒に行うことができるでしょう。
トイレットペーパーの芯が見えなくなったら、垂れている毛糸をトイレットペーパーの芯の中にすべて押しこみます。反対側に毛糸を押し出したあと、中央にまとめて縛ります。縛った先の毛糸を丸くカットして完成です。出来上がった帽子はペットボトルの蓋のカバーにしたり、ぬいぐるみの帽子にしたりして遊ぶこともできます。毛糸の色を交互に変えて巻きつければボーダー柄のおしゃれな帽子も作れますよ。簡単にできるので親子で夢中になってしまうでしょう。たくさん作って並べてもかわいいですね。
親子で宝探しに挑戦!
部屋全体を使って、「宝探し」をするのも楽しいものです。宝は折り紙で作っても家にあるぬいぐるみなどでもよいでしょう。宝を探す人は部屋の外に出ます。その間に、宝を隠す人は宝を隠します。年齢に応じて制限時間を設けたり、宝の数を増やしたりしてもよいでしょう。宝を探す人と隠す人は順番にしても楽しめます。宝に点数をつけて、点数を競ってもおもしろいかもしれませんね。
オリジナルのすごろく作りをしてみる
6歳以上の子供なら、「すごろく作り」もおすすめです。紙とペンさえあればできるのもポイントです。「早口言葉を言う」や「変なダンスをする」など、親子ですごろくのマスの内容を考えながらすごろくを作ります。ときどき、子供がとんでもない指示を考えつくので思わず笑ってしまうこともありますよ。色を塗ってカラフルにしたり、絵を書いたりすることで作る時間も楽しめます。もちろん作るだけでなく、完成したすごろくで遊ぶこともできます。サイコロがない場合は、6角の鉛筆に数字を書いたり、お菓子の箱などに数字を書いたりして代用しましょう。
家族で楽しめるカルタを手作りする
文字が書ける子供なら、「カルタ作り」もよいでしょう。段ボールや厚紙をカルタのサイズに切ります。オリジナルの読み札を作れるので親子で楽しむことができるはずです。たとえば、「スパゲッティ、たべたいな」や「おんせんにいきたいな」など、親子の願いを書いたカルタを作ると盛り上がります。そのほか、「しゅくだいがんばる」や「むだづかいしない」などの目標カルタもおすすめです。完成したカルタは、その場で遊ぶこともできますが、家族全員が揃う日にみんなで行うのもよいでしょう。家族が思わず笑ってしまうような読み札が作れたら、さらに楽しいですね。
看病しつつ、貴重な親子時間を楽しもう
子供が風邪をひいて、ぐったりしている場合はしっかり看病することが大切でしょう。しかし、ピークを越えて元気がある子供の場合は、子供の遊びにとことん付き合おうという気持ちで過ごすのもよいかもしれません。「遊んだら少し昼寝しようね」などと声を掛けつつ、のんびりと過ごすのがよいでしょう。子どもの成長は早いもの。親子で過ごせる時間は意外と短く、あっという間です。貴重な子供との時間を楽しみたいですね。