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幼稚園・保育園での新生活が始まる前に! 身につけておきたい6つの生活習慣

幼稚園・保育園での新生活が始まる前に! 身につけておきたい6つの生活習慣

4月に保育園・幼稚園の入園を控え、ソワソワ、ワクワクしているのは、お子様よりむしろママ・パパではないでしょうか。
「ウチの子、これまでずっと家で過ごしてきたのに、新しい場所での集団生活、うまくやっていけるかな…」と不安も募りますよね。
入園直後は、通常より短期の保育時間から始め、徐々に延ばしていく「慣らし保育」を設けているのが一般的です。
ただし、新生活のリズムになるべく早く適応できるように、ご家庭でも挨拶や食事、睡眠といった「基本的生活習慣」に慣れておくことは大切です。
そこで今回は、幼稚園・保育園の入園前に身につけておきたい生活習慣のポイントをまとめました。
子どもの入園式を控えているママ・パパは、ぜひヒントにしてみてくださいね。

入園前に身につけておきたい6つの生活習慣

1.早寝・早起きの生活リズムに慣れておく
園にもよりますが、登園時間は午前8時~9時半頃までが多いので、 早寝・早起きの生活リズムに慣らしておく必要があります。 就寝と起床の時間をしっかりと守らせましょう。
また余裕をもって登園できるよう、朝起きてからのトイレや食事、歯みがきなどトータルで支度にどれくらい時間がかかるのか、シミュレーションしておくといいですね。

2.自分の名前をフルネームで言える
入園式では、フルネームで名前を呼ばれてお返事をする場面があります。でも名字の概念がなくて、自分のことを呼ばれたことがわからないケースも見られます。
最近では、名前ではなく名字呼びにしている園もあります。それに入園は、社会生活のスタートでもあるので、名字で呼ばれることに早めに慣れておくのは悪いことではありません。
自分の名前をフルネームで言えて、名前を呼ばれたら「はい」としっかりお返事できるよう練習しておきましょう。

3.元気よくしっかりとした挨拶ができる
集団生活におけるコミュケーションの基礎は挨拶です。
なかでも基本となる「おはようございます」「さようなら」「ありがとうございます」「ごめんなさい」などは、場面に応じてしっかりと使い分けられるようにしておきたいところです。
挨拶の習慣がついていない場合は、親が率先して家族や友人、近所の人に笑顔で挨拶するなどして手本を示しましょう。 その際、「挨拶はとても気持ちがいいもの」だと印象づけることが大切です。

4.一人で服や靴の着脱ができる
ある新入園児のクラスで、先生が服を脱ぐように指示したところ、半数以上の子どもに補助が必要だったというデータがあるそうです。
入園前の段階で、一人で服の着脱ができるようになっておくのはハードルが高めですが、 一人でできる部分が少しでも多ければ先生方の負担も減りますし、園に協力することができます。
さらに、「この服は、どうやって脱いだらいいのかな?」とチャレンジさせることで子どもの思考力を養わせ、「一人でお着がえできて偉いね!」と褒めることで自信にもつながります。
園では教室に入る時や外出時に靴を脱ぎ履きするシーンが多いので、まずは靴と靴下だけでも一人で着脱できるようになっておけるといいですね。

5.トイレトレーニングが完了している
園によっては、入園前にトイレトレーニング(オムツの卒業)が完了していることが望ましいと言われる場合もあります。
園ではみんなで動く集団行動が基本なので、子どもが一人でもトイレに行けることにより、スムーズに園生活が送れるという配慮もあります。
もちろんトイレトレーニングは進み方に個人差があるので、入園前に完了していなくても落ち込む必要はありません。
ただし、用を足す際の衣類の着脱やトイレットペーパーの使い方、手の洗い方などは、ひと通り練習させておきましょう。
トイレトレーニングを行う上で大切なことは、子どもの気分を盛り上げ、「もっと上手にやりたい」と意欲を持たせることです。
たとえば、おしっこで濡れると人気のキャラクターの絵が浮き出てくるシートや、座るたびに音楽が流れるおまるなど、お子様のワクワクを喚起させるグッズもたくさん出回っていますし、うまく活用するといいでしょう。
その際、たまたま一人で便座に座れたり、おしっこやうんちができたりした場合でも、きちんと褒めてあげましょう。成功体験を積み重ねて、自信をつけさせていくことが大切です。

6.入園後に合わせた食体験を積ませる
入園後は、給食やお弁当を先生やお友達と食べることになります。家ではまちまちだった食事の時間帯も、園では毎日定刻になります。
食環境がこれまでと大きく変わるので、園のスケジュールに合わせて、おウチでも朝食の時間帯から変更して慣らしておきましょう。
また、配膳の準備や片付けも家でひと通り経験させておくといいですね。
園での昼食がお弁当の場合は、家でもお弁当にして、ランチクロスをテーブルに敷くところから始めて、食後の片付けまでチャレンジさせてみてください。
一連の流れを経験しておけば、園でもスムーズにできるようになりますよ。

しっかりと下準備をして新生活に備えよう!

生活習慣というものは一朝一夕で変えられるものではなく、少しずつ経験を積み重ねながら身につけさせていくものです。 小さい子どもなら尚更ですよね。
入園前までにマスターできていなくても大丈夫ですが、新生活に合わせた生活習慣にできるだけ慣らしておきましょう。不安も薄れて、子どもの自信にもつながります。
なにより入園間近のこの時期は、子どもが入園を楽しみに待てるように、ママ・パパが働きかけてあげることが大切です。
安定した気持ちで4月からの新生活を迎えられるよう、 親子でしっかりと下準備をしておきましょう!