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乾きにくい季節は必見!衣類が濡れないための防水方法と速く乾燥させるためのコツ

雪景色と女性

衣類が乾きにくい冬に限って、帽子、手袋、靴、コートなどの衣類は雨や雪で濡れてしまいます。寒い季節に防寒具は欠かせません。よく使うものだからこそ、次の日には使える状態にしておきたいですよね。そこで、衣類が濡れないための防水方法や濡れてしまったときに衣類を速く乾かすコツをご紹介します。

雨や雪をしみ込ませないための防水のコツ

衣類を防水するときに、真っ先に浮かぶのが防水スプレーでしょう。防水スプレーは雨や雪から衣類を守るだけではなく、汚れからも守ってくれる便利なアイテムです。しかし、防水スプレーは、ただスプレーするだけでは効果を発揮しません。まず、汚れがついていると防水効果が弱まるため、洗濯したての衣類やきれいな状態の靴や鞄に使います。また、衣類が湿る程度までしっかりと防水スプレーを使うのがコツです。15cm以上離してからまんべんなく衣類が湿る程度までスプレーし、塗りムラを防ぐためにもう一度同じ場所にスプレーします。

防水スプレーをした後は完全に乾かしてから外出するのもポイント。防水スプレーは完全に乾かないと効果が出ないので、前日から雨や雪の予報が出ているときは、あらかじめ防水スプレーを使っておきましょう。また、急な雨や外出に備えて速乾タイプの防水スプレーを準備しておくのもおすすめです。衣類が湿る程度まで防水スプレーを使うと、乾くまでに通常20分程度かかりますが、速乾タイプの防水スプレーなら数分で乾くのですぐに対処できますよ。

靴を雨や雪から守るには、靴カバーもおすすめです。普段の靴を履いた上から専用のカバーを装着することで、靴を水分や汚れから守ります。使い捨てのもの、滑りにくいものなどメーカーによって種類も豊富です。急な雨や雪に備えて、コンパクトなタイプのものを選んでカバンに入れておいたり、オフィスに常備しておいたりするのも良いでしょう。

濡れてしまった衣類を速く乾燥させるコツ

濡れてしまった衣類をできるだけ速く乾燥させたいときや、脱水できない素材のときには室内干しがおすすめです。しかし、ただ室内に掛けておくだけでは次の日までに乾かないということもあります。衣類を室内で速く乾かすにはいくつかのコツがあるのです。衣類が濡れるとそのまま掛けてしまうことが多いですが、まずは衣類の水分をしっかり吸うことが大切です。濡れた衣類をバスタオルなどで包んで上から押したり踏んだりして、衣類の水分をしっかりバスタオルに移しましょう。

次にエアコンやファンヒーターの風が直接当たる場所に濡れた衣類を掛けますが、衣類の掛け方にもポイントがあります。服を掛けるときは、裏返して上下を逆に干すのがコツ。襟元や脇の下に風が入りやすくなり、ポケット部分にも風が当たりやすくなります。フード付きのコートやジャンバーも逆さに干すことによってフード部分が通常よりも速く乾きますよ。

また、部屋干しするときは部屋の湿度が低いほど衣類は速く乾きます。加湿器を付けているときは一旦停止させましょう。除湿器があるときは濡れた衣類の側に置くと乾燥速度が速まります。除湿器がないときは、新聞紙で代用するのがおすすめです。乾かす衣類の下にぐしゃぐしゃに丸めた新聞紙を敷いておくと新聞紙が衣類の湿気を吸い、衣類が速く乾きます。さらにサーキュレーターや扇風機があるときは併せて使うのがおすすめです。サーキュレーターや扇風機の風は熱くないので、衣類の近くに置くことができます。また、角度を付けて風を直接衣類に当てられます。エアコンやファンヒーターの風に加え、別方向から直接風を当てることで速く乾きますよ。

小物や靴を速く乾燥させるための必殺ワザ

帽子、手袋、マフラーなどの小物や部屋干しでも乾きにくい靴を速く乾燥させるには、ドライヤーを使用するのがおすすめ。ただし、ただドライヤーの風を当てるだけでは非効率です。ドライヤーとビニール袋を併せて使う必殺技をご紹介します。乾かしたいものより少し大きめのビニール袋を準備して、袋の両方の隅を三角に切って蒸気を出す穴を作ります。次に濡れたものをバスタオルなどで挟んでしっかり水分を取ってからビニール袋に入れ、ドライヤーで熱風を送ります。ドライヤーの風を送るとビニール袋の中で熱が循環しますが、さらに効率的に乾かすには袋の下から手で衣類を叩き、風がまんべんなく当たるように誘導するのがコツです。

この必殺技はYシャツやTシャツ3枚程度なら10分くらいで乾きます。乾燥機が使えない衣類やビニールなどの溶けやすい素材を使った小物には使えない技ですが、速乾性がある方法なので雨や雪の日の来客時にも覚えておくと喜ばれるでしょう。部屋干ししても使うときに乾いていなかったという緊急時にもおすすめの方法です。

防水・乾燥を覚えれば濡れるのが怖くない

通勤中や外出中で衣類が濡れてしまうと風邪の原因にもなります。衣類をあらかじめ防水しておくことで、衣類が濡れるリスクを減らせるでしょう。また、衣類を速く乾かすコツを知っておけば、次の日に濡れたものを着用する心配もなくなります。防水と乾燥の方法を知ることで、いくつも衣類や小物を用意したり衣類を乾かすことに時間を費やしたりすることがなくなるので、雨や雪で衣類が濡れることが怖くなくなるでしょう。今回ご紹介した方法は誰でも簡単にできるものばかりなので、活用してくださいね。