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湿布を貼るならここ!除雪による疲労を軽減する方法を深掘り

積雪量が多い北海道では、冬に毎日除雪に追われるのは当たり前のことといえるでしょう。毎年のこととはいえ、日に何度も除雪をしているうちに腰や腕を中心に疲労を感じるのも無理はありません。そこで今回は、除雪による疲労軽減に役立つアフターケアについて紹介します。

除雪は必須!もはや生活習慣の1つ

北海道と一言でいっても降雪量はエリアによって差が大きいのが特徴です。大雪になりやすい日本海側の岩見沢市周辺は、1年間の累計降雪量が7mを超えることもあります。また、北海道のなかでも人口が多い札幌市でも、累計降雪量が4~5mになることも少なくありません。そんななかで日常生活に支障をきたさないためには、やはり除雪作業が必要です。1日除雪をしないだけで車が出せなくなったり家から出られなくなったりするのは、北海道あるあるといえるでしょう。やらなきゃいけない除雪なら、せめて作業後の疲労を軽減したいものです。除雪作業中に転倒したりケガをしたりするケースも多いので、除雪になれているとはいえ十分に注意しましょう。

除雪で疲労を感じやすい部位

除雪作業をすると、腰・腕・背中に疲労が溜まりやすくなります。雪は積もると重くなるだけでなく、スコップ自体もある程度の重みがあるので普段運動習慣がない人にはハードな作業です。利き手の手首や甲を傷めてしまうケースも多いので注意しましょう。慣れている除雪作業でも、年齢と共に身体が思うように動かなかったり腰に負担がかかったりすることもあります。また、前傾姿勢や下を向く姿勢が多くなるので、想像以上に背中にも負担がかかります。作業の合間に背中を反らせるなど同じ姿勢にならないように注意が必要です。生活に必要不可欠な除雪ですが、休憩しながらの作業を心がけ家族や近所の人と協力しながら無理のない範囲で行うようにしましょう。

教えて!疲れにくい除雪方法

除雪道具の定番といえば、スコップとスノーダンプです。スコップは子どもから大人まで使いやすく、せまい範囲の除雪に役立ちます。しかし、手や腰に負担がかかりやすく疲労が溜まりやすいのがデメリットです。その点、スノーダンプは女性や高齢者でも少しの力で雪かきができるので人気があります。玄関先やちょっとしたスペースならスコップやスノーダンプで簡単に除雪ができますが、庭や駐車場など広範囲の除雪をするなら除雪機が必須です。一番疲労を感じにくい除雪方法といえるでしょう。コンパクトなサイズもあるので、一家に一台あれば冬の除雪も快適です。また、アイスバーンになることを防ぐために、凍結防止剤(塩カル)を併用する家庭もあります。水と反応して発熱する仕組みを利用して雪や氷を溶かすのが特徴です。

疲れを残さない!アフターケアが肝心

除雪作業は疲れが溜まりやすいものです。翌日に筋肉痛で体中が痛くなったり腱鞘炎で手首を動かすのがつらくなったりしないためにも、作業後のアフターケアを心がけましょう。手軽にできるアフターケアとしては、ゆっくり湯船につかったり炎症が起こっている部分に湿布を貼ったりして疲労を軽減させる方法があります。湿布には冷感と温感の2種類がありますが、患部が熱を持っている場合や腫れがあるときには冷感タイプを貼るのが一般的です。

腱鞘炎が疑われる場合や過去に腱鞘炎を引き起こした経験がある人は、雪かきで手首などに負担がかからないように注意しましょう。腱鞘炎によって熱っぽさや腫れが起こったら、氷嚢で患部を冷やすと痛みが軽くなります。慢性的な腱鞘炎であれば、患部を温めて血行を促すのも良いでしょう。

効果的な湿布の貼り方と注意点

冷感湿布の効果を高めるためには、冷蔵庫で保管して冷やしておくのがポイントです。身体が温まっているときに湿布を貼ると冷感湿布の効果がアップするので、お風呂でゆっくり疲れを取ってから使用すると良いでしょう。もし除雪作業で身体が冷えているときには、温湿布で患部を温めるのも効果的です。ただし、入浴で身体を温めた後に温湿布を使用する際は、皮膚の炎症が起こらないように30分ほど間を空けてから貼る必要があります。除雪で使うことが多い背中・腕・手首・腰など、痛みや熱っぽさが気になる部分に貼ると良いでしょう。

肌がかぶれやすい場合、湿布によってかゆみや赤みが起こることがあります。貼りかえるときはときに少しずらしたりガーゼの上から貼ったりすることで、皮膚への刺激を最小限にすることができます。また、除雪作業後は汗をかいているため、そのまま湿布を貼ると肌トラブルが起こりやすくなるため注意が必要です。痛み止め成分が配合されている経皮消炎鎮痛薬を貼る場合は、湿布を剥がしてから4週間程度は光線過敏症による炎症が起こらないように直射日光が当たらないように気を付けましょう。

除雪に励んだ後はしっかりケアを!

放っておくとどんどん積もってしまう雪だからこそ、日に何度も除雪をする必要があります。除雪に慣れている人でも、積雪の多さやによっていつも以上に疲労を感じることも少なくありません。だからこそ、できるだけ疲労が溜まらない除雪方法を取り入れたりアフターケアを心がけたりしながら、身体への負担が少ない除雪を目指しましょう。