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冬場に増える転倒事故!打撲してしまったときの対処法とは?

北海道などの雪が多く降る地域では、足場が悪く転倒してしまうこともありますよね。転倒事故が起こって打撲してしまったとき、どのように対処をすれば良いのかわからない人もいるでしょう。この記事では、転倒事故で打撲してしまったときの対処法や未然に転倒を防ぐ対策などをわかりやすくご紹介します。

冬場はどんな所で転倒事故が起こりやすい?

冬場で多くなるのが、路面の凍結による転倒事故です。つまり、屋外であればどのような場所でも転倒してしまう危険性はあります。除雪などがしてある場合でも、雪が凍っていると解けづらい場所もあります。例えば、日陰の歩道などは雪や氷が解けづらいですよね。そのため、雪が降ったあとの日陰の歩道や駐車場などは特に気を付けて歩く必要があるといえるでしょう。また、路面が凍結しているときに自転車に乗ることも、転倒のリスクが高くなる原因だといえます。

また、滑りやすい場所としてタイルの歩道や地下鉄の出入り口、ロードヒーティングの切れ目などが挙げられます。ロードヒーティングの切れ目には、解けた雪がシャーベット状になっているケースが多くあります。ロードヒーティング上は雪が解けていて歩きやすいですが、切れ目では滑りやすいということを心得ておきましょう。バスやタクシーの乗り場も滑りやすいため、ゆっくりと焦らずに乗り降りすることがおすすめです。

転倒事故を防ぐためには?

冬場の転倒事故を防ぐためには、靴の裏に滑り止めを付けておくなど履くものを工夫する必要があります。具体的には、滑り止めのアタッチメントを装着したり、靴裏の溝が深いものやスパイクのあるものを履いたりすることがおすすめです。また、滑りやすい場所を把握しておくことも必要だといえるでしょう。小さな子どもや高齢者と歩くときには、手を繋いで歩くなど家族の転倒も未然に防ぐようにしたいですね。さらに、滑らない歩き方をすることも転倒事故を未然に防ぐためには有効です。

大きな歩幅で歩くと踵から地面に着地してしまうため、地面との設置面積が小さく転びやすくなってしまいます。小さな歩幅で路面に足の裏全体をつけるイメージで、ゆっくりと歩くことで転倒のリスクを減らすことができるでしょう。この際、地面に垂直に踏み出しながら、体の重心をやや前傾にすることでバランスが保ちやすくなります。

転倒して打撲してしまったときの対処法

冬場の転倒事故で多く報告されているのは、打撲と骨折です。年代が上がるほど、骨粗しょう症などにより骨がもろくなっているため骨折するケースも多くなります。転倒したときに打った部位で、対処法も変わってくることを覚えておきましょう。まず、転倒して頭部を打ち付けてしまった場合には、一刻も早く病院を受診します。脳しんとうなどを起こすケースもあり、ひどい場合には後遺症などを残すこともあります。また、足や腕などを打撲した場合には、冷やして安静にしておくことが大切です。

痛みのないアザだけなら、冷やして様子をみるうちに痛みが引いていくケースもあります。しかし、痛みが強い場合には打撲したひじやひざなどを当て木で固定する必要があります。固定した後は、打撲した箇所を無理に動かさないようにしましょう。痛みが引いた後もしばらくの間は、激しいスポーツをしたり重い荷物を持ったりすることは避けるようにします。転倒時に同時に多くの部位を打撲してしまった場合は、どこを打ったのか覚えていないというケースもあります。そのような場合にも、出来るだけ早く外科や整形外科などを受診するようにしましょう。

打撲したときにやってはいけないこと

打撲をした際に、対処方法がわからないことを理由に応急処置をしないことはやめましょう。応急処置をせずに打撲した部位を放置した場合、コンパートメント症候群になる可能性があります。コンパートメント症候群とは、血行障害が起こることにより必要な筋肉や神経が壊死してしまうことです。また、打撲した箇所を無理に動かすことも避けるべきだといえるでしょう。むやみに動かすことで、打撲を悪化させてしまいかねません。骨折や骨にひびが入っている可能性もあるため、打撲部位は安静に保つことを心がけましょう。

転倒事故を未然に防ごう!

北海道などの雪国では、転倒リスクも高まります。日々の外出の際に、転倒に気を付けている人も多いでしょう。転倒しやすい高齢の人ほど、冬場に履く靴や転びづらい歩き方などを見直しておく必要があるといえます。転倒して打撲をしてしまったときにも、できるだけ早く対処することを念頭に置きましょう。放置してしまうことで、打撲などの治りを遅くしてしまうケースもあります。冬の雪道での転倒は未然に防ぎ、怪我をしないように過ごしましょう。