風邪に注意!季節の変わり目に家庭でできる予防法とは?
気候が変化しやすい季節の変わり目は、風邪をひきやすいという人も多いのではないでしょうか。風邪をひいてしまうと本人が辛いのはもちろん、看病する家族も何かと大変ですよね。そこで今回は、季節の変わり目に家庭で簡単にできる風邪の予防法を紹介します。
季節の変わり目に風邪をひきやすい理由は?
季節の変わり目に体調を崩しやすい大きな原因としては、気温差が激しいことも理由のひとつです。前日まで暖かかったのに急に冷え込んだり、逆に前日までの寒さが嘘のように気温が上がったりすることも、季節の変わり目にはよくあることですよね。
特に北海道では、日中は暑くても夜に冷え込むことがあるため、気温の変化への対策は重要といえるでしょう。さらに、思わぬ暑さで汗をかいてしまった場合、そのままにしておくと体を冷やしてしまうおそれがあります。このように、季節の変わり目には気温の変化が起こりやすく、それが風邪をひきやすいことにもつながっているのです。
家庭でできる基本の予防法とは?
家庭でできる基本の予防法は、「手洗い」「マスク」「睡眠」の3つです。どれも今日から簡単に始められることですが、ちょっとしたポイントに気を配ることでより効果的になります。
まず1つ目の手洗いですが、そもそも手洗いがどうして風邪の予防に効果的なのか知っていますか。実は、風邪の原因のひとつであるウイルスは、特に手に付着しやすいといわれているのです。たとえば、外出した際には電車やバスのつり革、ドアノブなど、さまざまなものに手を触れることになりますよね。風邪が流行している季節にはそれらにウイルスが付着しているおそれが高く、そこに触れることで手にもウイルスが付着してしまうのです。
さらに、その手で目や鼻、口などの粘膜に触れると体内にウイルスが侵入してしまいます。そのため、帰宅時はもちろん、外出先でもできるだけ頻繁に手洗いを行うことが予防には大切です。上手な手洗いのポイントは、流水を使用し、指の間なども洗い残しがないようにしっかりと洗うことです。また、手を拭くタオルは家族で使いまわすよりも、清潔なものを使用したほうがよいでしょう。なお、外出中などでどうしても手洗いができない場合は、アルコール手指消毒剤を使用するのもひとつの方法です。携帯しやすい小さなボトルなどに入っているタイプもあるため、いつもバッグのなかに入れておくと安心かもしれませんね。
2つ目のマスクは風邪の予防としてだけでなく、咳やくしゃみなどによる周囲への感染を防ぐことにもつながります。マスクを着用する際は、顔とマスクの間にできるだけ隙間ができないように密着させることがポイントです。マスクで顎の下までしっかり覆い、鼻の上のワイヤーも鼻の形に合うように押さえつけましょう。使い捨てのマスクにはフィルターの効果やデザインなどに多くのタイプがあり、着け心地もいろいろです。マスクを着用するのが苦手な人も、自分に合ったタイプを見つけることで不快感なく使用できるでしょう。マスクを外したあとはしっかりと手を洗い、手にウイルスが付着したままにならないようにすることも大切です。
そして3つ目の睡眠は、ウイルスに負けない免疫力を保つためにとても重要なことです。疲れがたまっていたり、睡眠不足が続いていたりすると、免疫力が下がって風邪をひきやすくなってしまいます。毎日できるだけゆっくりと眠り、普段から体調を整えておくことが理想的です。
子どもの風邪予防のポイント
子ども特有の特徴としては、大人と比べて汗をかきやすいということがあります。汗をかくと体を冷やすことにもつながるため、常に保護者が気を配ってあげることが風邪予防には必要です。長時間の外出や外で遊ぶときなどには着替えを持ち歩くなどして、汗をかいたらできるだけ早めに着替えるようにしましょう。また、暑さや寒さに合わせて体温調節ができるように、カーディガンなど羽織れるものを用意しておくのもよいかもしれませんね。
また、汗に対処するための裏技としては、背中やお腹にタオルを入れておくという方法もあります。ガーゼタオルなど肌触りがよく吸水性の高いものを使用するとよいでしょう。半分に折ったタオルの折り目部分に穴をあけ、ベストのような形にしても便利です。汗をかいたらそのタオルを抜き取るだけでよいので、何度も着替えさせるよりずっと簡単に済ませることができます。
子どもの場合、汗をかきやすいのは夏だけではありません。たとえ真冬に雪のなかで遊んでいたとしても汗をかくことがあるため、十分注意しましょう。
正しい予防法で風邪に負けない体を作ろう!
ただでさえ気候が変化しやすい季節の変わり目ですが、特に北海道は昼夜だけでも気温に大きな差が出やすいため注意が必要ですね。手洗いやマスク、睡眠など家庭でできる基本的な予防法は、毎日の習慣にすることで苦労なく続けることができます。また、子どもならではの原因である汗も、ちょっとした工夫で簡単に対処することができるでしょう。
風邪をひかないためにも、そして家族の健康のためにも、積極的に予防法を取り入れていくことが大切ですね。