ベストな量や頻度、タイミングは? 保湿効果を高めるハンドクリームの塗り方
手肌のカサつきや痒み、ひび、あかぎれなどが気になり、一年中ハンドクリームが手放せない方は多いのではないでしょうか。
ケアをしているのに手肌の悩みが改善しにくい場合、ハンドクリームをベストな量や頻度、タイミングで塗れてないのが原因であることが多いようです。クリームをなんとなく塗り広げているだけのケアでは、手全体にまで保湿成分が行き渡らず、効果は半減以下です。
今回は、保湿効果を高めるハンドクリームの塗り方について解説します。正しい使い方をしっかり押さえてケアすれば、健康的で美しい手肌を維持できますよ
量の目安は「人差し指の第一関節」
クリームのベタつきが嫌で、薄く少量だけつけていませんか? ハンドクリームの種類にもよりますが、チューブ型の場合、1回の適量は人差し指の指先から第一関節までが目安です。
量が少なすぎると、手全体にまで成分が行き渡らないばかりか、手肌をこすった際に生じる摩擦が増えて、手肌を傷める場合があります。
乾燥やゴワツキなどが気になる場合、量を第二関節まで増やすか、こまめに重ねづけするのが効果的です。
塗る頻度やタイミング
塗る回数は1日3回〜5回が目安で、タイミングは基本的に「乾燥を感じた時」です。
乾く前にこまめに塗り直しをし、トイレで手を洗った後や就寝前、水仕事の後などに都度塗るようにすれば、高い予防効果が期待できます。
日中はこまめに塗り直すのが難しい場合、就寝前のケアで集中保湿しましょう。たとえば、マッサージをしながらクリームを塗り、綿かシルクの手袋を着けた状態で寝るのがおすすめです。手袋がラップの役割になり、保湿成分が密着・浸透しやすくなります。
保湿効果を高めるハンドクリームの塗り方4ステップ
1.塗る前に化粧水で手肌を整える
顔に美容クリームを塗る前には化粧水を使いますよね? 手肌も同じで、ハンドクリームを塗る前に化粧水で保湿ケアをしましょう。
クリームでふたをすることにより手肌に水分を閉じこめ、成分が浸透しやすくなります。化粧水は普段使いのもので問題ありません。
2.出したクリームを手の体温で少し温める
ハンドクリームは温めると油分が溶けて、伸びと浸透が良くなります。クリームを手の平に出し、両手を重ね合わせるようにして少し温めましょう。
3.手肌全体にクリームをなじませる
乾燥しやすい手の甲を中心に、優しくなじませます。指のあいだから爪まわりまで、まんべんなくクリームが行き渡るように、両手の指を組み合わせて動かします。強い摩擦がかからないように注意しましょう。
4. 指先マッサージでリラックス効果&血行アップ
指先をマッサージしながら塗ると、手のコリがほぐれてリラックス効果が得られます。またビタミンCやビタミンEなどが配合されたタイプのハンドクリームを使うと、血行改善にも役立ちます。
「いつでもハンドケアできる環境」にしておくことも大切
ハンドクリームを塗る基本的なタイミングは「乾燥を感じた時」なので、手肌が乾燥した状態をできるだけ放置しないことが大切です。
そこでおすすめなのが、ハンドクリームをキッチンや洗面所、寝室、カバンの中、会社のデスクなどに常備し「いつでもハンドケアができる環境」にしておくことです。日々のハンドケアは、ちょっとした工夫で習慣化しやすくなりますよ。
ハンドクリームの正しい使い方をマスターして「キレイな手ですね」と褒められる手肌美人を目指しましょう!