コラム
Column

家事

新鮮さを保つおすすめの保存方法!食材別に紹介


待ちに待った特売日。安さにつられてつい買いすぎてしまった、などということがありますよね。結局食べきれなくて食材を捨ててしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。ここでは、野菜や肉、魚などの鮮度を保つ保存方法やおいしく食べるためのコツについて紹介します。


鮮度が落ちやすい野菜は保存方法が大切!

特売でたくさん購入しても、使いきれずに腐らせてしまうことが多いのが野菜ではないでしょうか。特に、レタスやキャベツなどの葉物野菜はすぐにしなびてしまいますよね。葉物野菜はキッチンペーパーと新聞紙を使って保存すると新鮮さが長持ちします。たとえば、レタスの場合、買ってきたら芯をくり抜き、その穴に濡らしたキッチンペーパーを入れます。そして、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に保存するのです。普通に保管するより断然鮮度が保たれます。キッチンペーパーは、1日おきに交換するとよいでしょう。

つぎに、すぐに端から黒ずんできてしまう大葉の保存方法です。大葉を立てて入れられるサイズの瓶とキッチンペーパーを用意します。大葉の茎の部分を上にして、瓶の中に入れます。すべての大葉が入ったら、そのまま瓶をひっくり返しましょう。蓋の裏に濡らしたキッチンペーパーを小さくたたんで入れてから蓋をします。逆さにした瓶に、大葉が縦に入っているというイメージです。このままの状態で、冷蔵庫に保管します。キッチンペーパーは1~2日おきに交換しましょう。必要な分だけ使うことができるため、とても便利です。

傷みやすい野菜の代表といっても過言ではないもやしは、冷蔵庫で保管してもすぐに腐ってしまいますよね。そんなもやしは冷凍保存がおすすめです。買ってきたら袋ごと冷凍庫にポンと入れるだけ。味噌汁や炒め物なら、冷凍のままさっと洗ってそのまま使うことができます。一方、どんな料理にも使いやすい玉ねぎは皮を剥くだけで長持ちしますよ。皮を剥いてからジップ袋など密封できる袋に入れておくだけです。特売でたくさん買いすぎてしまったときなどは、全部皮を剥いて保存しましょう。


米も保存方法によって味が変わる!?

実は、お米にも鮮度があります。鮮度が落ちたお米は、どんなに優秀な炊飯器を使って炊いてもおいしくありません。そのため、お米の鮮度を保つことはとても大切です。5kgより10kg、10kgより20kgの米をまとめて購入した方がお買い得であることは間違いありませんが、鮮度を考えると1カ月程度で食べきる量を購入するのがよいでしょう。購入した米は、ペットボトルや密封できるビニール袋に入れ替えてから冷蔵庫で保管します。米は呼吸をしているので、買ってきた袋に入れたままで保存すると酸化し鮮度が落ちるといわれています。おいしいご飯を食べるためには、空気に触れさせず保存すること、早めに食べきることが大切です。


肉は冷凍して時短調理!

買ったらすぐに使い切らなくてはと思う食材といえば肉や魚ですね。肉は、小分けにして冷凍保存が一般的ですが、一工夫して味付け後の冷凍保存をおすすめします。まず、1回で食べる量に小分けしてジップ袋に入れます。4人家族なら4人分ということですね。それに、醤油、酒、みりん、すりおろし生姜を加えます。袋の上から軽くもみ込んで冷凍します。これで生姜焼きの80%が出来上がったといっても過言ではありません。調理の際は、解凍後炒めるだけで完成です。

そのほか、焼肉のタレで漬け込んだり、ごま油と塩をもみ込んだりするのもおすすめです。鶏肉ならヨーグルトとカレー粉、その他の調味料を一緒に冷凍してタンドリーチキンを作ることもできます。発酵食品であるヨーグルトが鶏肉を柔らかくする効果もあります。これらの保存方法は時短調理にもなり、お肉の鮮度も保たれるので一石二鳥といえるでしょう。使い切れなかったひき肉は、醤油、酒、砂糖で煮詰めてそぼろにしてしまうのも1つの保存方法です。そぼろにして保存すれば日持ちしますよ。瓶に入れておけば、お弁当や朝ごはんにも使えて便利です。


魚は鮮度が落ちる前に冷凍しよう

魚の場合も、肉と同様に冷凍保存がおすすめです。アジの開きや鮭の切り身などは1枚ずつラップをして、ジップ袋に入れて冷凍します。解凍する必要はなく、凍ったままで焼くことができます。そのほか、塩麹や味噌などを塗り込み、冷凍する方法もおすすめです。発酵食品のパワーでおいしさをアップさせることができます。なお、鮭は冷凍する以外にもほぐして鮭フレークにするのもよいでしょう。肉そぼろと同様、お弁当に使えて便利です。


干し野菜もおすすめ!

人参やピーマン、キュウリなどは残念ながら冷凍保存には向きません。そこで、おすすめなのが「干し野菜」です。干しイモや切り干し大根ならイメージがわく人も多いかもしれませんね。作り方は、薄く切った野菜を日の当たる風通しの良い場所に干すだけです。天候にもよりますが夏は1日、冬は2日くらいでできます。完成した干し野菜は、ジップ袋などに入れれば長期保存も可能です。味がギュッと濃縮されておいしさもアップしますよ。特に、おすすめなのはネギです。干したネギはペットボトルなどに入れて、そばやうどんの薬味に使うことができます。


ひと手間でおいしく!

野菜や肉などの食材は保存方法によって鮮度が変わります。食材を無駄なくおいしく食べるためのひと手間、ぜひ試してみてはどうでしょうか。