冬の乾燥はお風呂の後が鍵。オフロ後のケアの4個のポイント
入浴後、肌が突っ張ったり、乾燥して粉が吹いたりすることがありませんか?
特に、寒い季節の乾燥はひどく、スキンケアが重要になってきます。
肌に良いとされる入浴ですが、保湿ケアを怠ると肌に良くない影響を与えてしまいかねません。
ここでは入浴後の適切な保湿ケアについてご紹介します。
入浴が乾燥の原因!?
入浴すると、肌が水分を含み潤ったかのように感じるかもしれません。
しかし、実は、入浴が乾燥の原因になる場合もあるのです。
入浴している最中の肌は、角層が水分を最大限含んだ状態にあります。
そのため、角層細胞の間隔が広がり、保湿成分やセラミドなどが流出してしまいがちです。
さらに、バリア機能を失った肌は入浴後体温を調節するために、熱を発散させます。
この働きにより、水分や皮質が肌から出ていき、より乾燥した状態になります。
また、このまま何もケアすることなく放置しておくと、さらに乾燥状態は進行し、場合によっては、かゆみや炎症を引き起こすこともあるのです。
入浴後のケアが鍵!
入浴後の肌は、急激な速さで水分が蒸発し、過酷な乾燥状態に陥ります。
しかし、ポイントを押さえたケアを行うことで、乾燥から肌を守ることができます。
まず、保湿ケアは、バスルームの中で行うことが大切です。
なぜなら、水分が残っている状態で保湿剤を使用したほうが、より高い効果を期待できるからです。
水分が残った状態の肌は、保湿剤が浸透しやすいため、乾燥を防ぐ効果を高めることができます。
ケアの仕方としては、バスルーム内で水分を軽く拭き取って、そのままオイルや保湿クリームなどを肌になじませれば完了です。
また、皮脂の水分量を保つことができる肌のタイムリミットは10分程度といわれています。なるべく早くにケアすることが保湿には大切です。
バスルーム内は水分量が多いので、バスルーム内でケアを行うと、このタイムリミットを引き延ばすことができます。
さらに、入浴後から就寝前にかけて体温が一度上昇します。
このときに肌を冷やし、クールダウンさせることも保湿効果があります。
乾燥による肌のかゆみがある場合は、この方法でかゆみを和らげることも可能です。
浴室内でできる保湿ケア
肌の乾燥の原因として、入浴時間が長いことや、肌を洗いすぎていることが考えられます。
肌の乾燥は、お湯につかる時間が長かったり、お湯の温度が高かったりするほど起こりやすくなります。
そのため、できればぬるま湯にし、長くつからないようにしましょう。
また、肌をタオルでごしごし強く洗うのも乾燥につながります。
タオルやボディブラシを使用すると、角層の表面に傷がつき、潤い成分が溶け出す原因となってしまいます。
摩擦の刺激は極力避け、手で洗うことが効果的です。
ボディケア用品の種類と使い方
肌質や、肌の乾燥状態によって、使うべきボディケア用品は異なります。
それぞれの違いを理解して、適切に使い分けましょう。
まず、ボディローションですが、これは体に使用する化粧水のことです。
そのため、油分がほぼ含まれておらず、これだけでは保湿効果は低いです。
ボディローションを使った上に、ボディミルクや、ボディオイルを使用すると、ぐっと保湿効果が高まります。
次に、ボディミルクです。これは体に使用する乳液のことです。
油分が含まれていますが、少量であり、ベタつかないことが特徴です。
次に、ボディクリームです。これは、ボディミルクより油分が多く含まれた保湿効果の高い製品です。
手のひらで温めてから使うと伸びが良くなります。続けて、ボディクリームよりもさらに保湿効果が高いのがボディオイルです。ボディケア用品の中で最も油分が多く、乾燥から肌を守ることに特化した製品です。
乾燥肌に悩んでいる場合は、ボディクリームか、ボディオイルを使用することをおすすめします。
また、単品で使うよりも、複数の製品を組み合わせて使用することで、保湿効果が高まるでしょう。
肌をいたわることが大切!
入浴後の肌は、水分が蒸発し、入浴前よりも乾燥しやすい状態にあります。
入浴後に肌のケアを怠ると、深刻な乾燥肌になってしまう可能性があります。
逆に言えば、入浴後は肌の保湿をするチャンスでもあります。
バスルームから出ずに、肌に水分が残った状態で保湿ケアを行うと、保湿成分が肌に浸透しやすく潤いを取り戻すことができます。
また、必要以上に肌に刺激を与えないことも大切です。
お湯の温度や入浴時間など、一度見直してみるといいかもしれません。
さらに、油分の多いボディケア用品ほど保湿効果が高く、複数の製品を使うことで、バランスのとれた保湿ケアを行うことができます。
乾燥がひどい場合は、ボディオイルやボディクリームなど、保湿効果の高い製品を利用すると良いでしょう。