楽に楽しくラク家事 食器洗い編
忙しく送る女性の日々に輝きを!
家での時間を有効に使い、もっと楽しく、もっとラクチンになるプロの技やコツなどをお届けします。
LION リビングケアマイスター
杉本 美穂さん
洗濯・掃除関連の製品企画、マーケティングに約15年携わった後に、生活者向けの講習会などを約5年経験。育児・介護の経験も活かして、皆さんが快適に暮らせる空間づくりのお手伝いをしている。
面倒な「食器洗い」を楽しく、ラクな家事にしよう
家族でおいしいごはんを食べて、お腹いっぱいになったところで、待っている「食器洗い」。
食器洗いは食事づくりとともに毎日発生する家事です。「自分一人だけがいつまでも終わらない」とイライラを感じている人も多いですよね。
そんななかで「子どもにお手伝いさせるなんて、余計な時間がかかるだけ」と嘆く声も聞こえてきそうです。
でも、家族が家事をする姿を見て、お子さんが興味を持ったときはチャンスです。
「危ないから」「難しいから」とお子さんを遠ざけず、子どもでも無理なくできることを選んで少しずつ挑戦させてみましょう。達成感が得られ、子どもの成長につながると共に、自然と家事が身につき、一緒に生活を楽しむ時間が増えるでしょう。
今回は多くの人がマイナスイメージを持っている毎日の食器洗いを、家族で楽しく、今よりも楽できるコツをお伝えします。
夫や子どもに伝授したい食器洗いのラク家事POINT
「仕分け」で効率良く!最初の「仕分け」が肝心!
食器の形や材質、汚れの程度を見て、洗う段取りを決めましょう。壊れやすいもの、汚れが少ないものから順に洗えるようにします。
汚れがひどいものには前処理を
汚れがひどいものやご飯粒など落ちにくくなってしまうものは、洗剤で洗う前にひと手間をかけるだけで、そのあとの洗う時間が短くなり、ラクになります。
時短の第一歩!「汚れ」を広げない
汚れがひどいものやご飯粒など落ちにくくなってしまうものは、洗剤で洗う前にひと手間をかけるだけで、そのあとの洗う時間が短くなり、ラクになります。
1.汚れたままの食器を重ねない
汚れたままの食器は重ねないように。汚れていない食器の裏に汚れをつけないようにしましょう。
2.油汚れはあらかじめ取り除く
油汚れを広げないために、拭き取れる汚れはあらかじめ紙やゴムベラなどで取っておきましょう。
汚れ落とし用のゴムベラを1つ用意しておくと、簡単に汚れを落とせて便利です。
集めた汚れはそのまま流さずに、紙で拭き取りゴミとして捨てます。
3.フライパンの汚れも調理後にすぐ拭き取る
肉を焼いたあとなどのフライパン汚れは、肉の脂が冷めて固まってしまう前に調理後すぐに紙でふき取りましょう。
汚れをあらかじめ取り除いているので、余分に洗剤を使わなくてすみます。
「汚れ」を乾かさない!
ご飯粒などは乾くとカチカチになってしまい、落としにくくなるので乾く前に洗いましょう。
もし乾いてしまったら、洗う前に水につけて、汚れをふやかしておくと◎。ゴシゴシ洗わなくても、軽い力で汚れを落とせるようになります。
「順番」を決めスムーズに!
手早く洗うためには効率の良い手順を覚えておきましょう。手荒れが気になる方は、炊事用手袋を使って。
1.最初にガラス類から
壊れやすいガラス類から洗いましょう。
2.油汚れの少ないもの、多いものの順に
油汚れが少ないもの、そのあとに油汚れのある食器類を洗います。
3.すすぎはまとめて
一つひとつ洗ってその都度すすぐのではなく、水を止めて、まずは洗いだけをまとめてすませます。そのあとにまとめてすすぐ方が時短になり、節水にもなります。
親子でやってみよう!はじめての食器洗い!
ママと一緒に初めての食器洗いに挑戦!洗剤は乳幼児の使用は控えてほしいので、まずはすすぎのお手伝いを。洗剤や泡が目や口に入らないように、気をつけながらやってみよう。
食器を洗うときは汚れの少ないものから洗おう
油汚れがたくさんついている食器を先に洗うと、スポンジに汚れがついてしまい、ほかの食器に移ってしまいます。油汚れが少ないものから洗いましょう。
カレーやミートソースなどの油汚れが多いものは、あらかじめ汚れを拭き取ってから洗いましょう。汚れを削ぎ落とすスクレーパーも便利♪
今回使用したのはCHARMY Magica スプラッシュオレンジの香り
傷つきやすいものは固い面で洗わない
スポンジによっては研磨粒子が練りこまれているものがあります。
これはがんこな焦げ付き汚れを落とすためのもの。プラスチック容器や食器などはやわらかく傷がつきやすいので、スポンジのやわらかい面を使いましょう。
子どもがお手伝いをしたがったら、すすぎの工程から始めよう
最初のお手伝いはすすぎから。食器を落とさないように両手でしっかり持って、表だけでなく、裏も忘れず、丁寧に。
洗い上がりは目と耳で「キュッ!」を確認しよう
すすいだあとはきれいに洗えているか確認しましょう。見た目で判断して、ベタつきやヌルつきがないかを指の感触と「キュッ」という音で確認を。
水切りかごに入れる順番を考えて置こう
水がすばやく切れ、早く乾くように、食器は大きさや形を揃えて、風が通る隙間を空け、立てて置きましょう。
マイスターが伝授する食器すすぎのコツ
面倒と感じがちな食器洗いを手早くするには、実は「すすぎ」も重要なポイントです。
水やお湯を出しっ放しにすると不経済ですし、環境にも良くありません。
また、手肌をいたわるためにも、水やお湯にふれている時間はできるだけ短くしたいですね。すすぎを手早くすることは良いことだらけ。
食器洗いの時短を目指し、自分の時間や家族団欒の時間を楽しみましょう。
すすぎの時短ポイント
1.洗いおけや大きなボウルなどを活用しましょう
すすぎで流している水を 1 つのものだけに使うのはもったいないです。
洗いおけや大きなボウルなどで、すすぎの水を受け、その中にあとからすすぐ食器を入 れておくと◎。おけの中で洗剤がとれるので、すすぐ時間も少なくできます。
2.「お湯」ですすいで、すばやい水切りを!
ガラス食器などは、いつまでも水滴がついたままだと乾く際に水滴あとが残ってしまいます。
すばやく水切りをして水滴あとを残さないようにしましょう。
すばやく水切りするには食器に汚れが残っていないことも大切ですが、すすぎにお湯を使うのもおすすめ。
水ですすいだときよりも、早く水が切れ、乾くのも早くなります。
3.水切りカゴを効率良く使いましょう
すすぎ終わった食器を水切りカゴに入れるとき、うまく入らずに試行錯誤していると、その間に流している水やお湯がもったいないです。水切りカゴは効率良く使いましょう。
1.形と大きさを見ながら、すすぎの順番を決めましょう
同じような形や大きさのものを続けて洗うと、水切りカゴにも効率良く並べられます。
2.食器は隙間を空けて置く
食器がピタッと重なり、くっついてしまうと水切れは悪くなります。
すすいだものは斜めに置いたり、隙間を空けたりして、水が早く切れるように置きましょう。
3.水切りカゴがいっぱいになったら一度片付けを
水切りカゴがいっぱいになってしまったら一度すすぎをやめて、拭いて片付けましょう。
特に薄いグラスなどの割れやすいものはすぐに片付けを。
割れやすいものの上に重い鍋やフライパンを乗せたり、押し付けたりしないように注意してください。
食器洗いで使いたいグッズ
食器洗いでは洗剤やすすぎの水・お湯で手が荒れてしまう場合があります。 そのようなときはゴム手袋を着用しましょう。
しかし、しっかりすすぎができているかはゴム手袋のままではわかりにくいものです。確認は素手で行ないましょう。
越後さん親子の「はじめての食器洗い体験」の感想
まだ家ではお手伝いをしていませんが、親子で参加できて楽しかったです。子どもはまだ遊びの延長ですが、楽しそうにやってくれました。
4.サツドラで買える!食器洗いのおすすめアイテム!
※掲載の商品は店舗によって、一部取り扱っていない場合があります。ご了承ください。