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冬でも外で動きたい!体が冷えないための工夫とは?

冬の時期でも外で運動する習慣のある人はきっといることでしょう。特に子供は、寒い日でも関係なく外で元気よく遊びます。しかし、冬の日に外で過ごすとなると、体の冷えが心配です。体が冷えると風邪などをひくかもしれませんから、しっかりと防寒対策をしておきたいところです。そこで今回は、寒い日の運動にオススメの防寒対策について解説します。

重ね着は冬の運動では欠かせない!

寒い日に外へ出ると、急に体温が下がる恐れがあります。したがって、冬の運動では体温を落とさないように重ね着をすることが最も重要になります。冬の運動で着たいのが、アウトドアウエアなどの機能性が高いスポーツに適した服装です。寒さを防ぐ為に厚着をしても、動きにくいと運動ができません。動くことができなければ意味がありませんから、できる限り重ね着しても動きやすいタイプのものを着るようにしましょう。

運動の種目によっては、動きやすさも重視する必要があるのでインナーにも注目です。ウォームアップや適度な運動をすると、体温が上昇します。そのため、重ね着をしていると暑くなりやすいため上着を脱いで体温調節することになります。しかし、上着を脱いだ後にTシャツのような通気性の良い服装になっても、体温を下げるだけなので意味がありません。冬の運動では、風を通さない保温性の高いインナーを着ることが大切です。たとえば、防寒用のスポーツタイツなどが挙げられます。動きやすいうえに風が通る隙間もないので、長時間体温を保つことができます。

汗は体の体温を下げる!

冬の運動で体温を下げる原因の1つに汗があります。汗は上がり過ぎた体温を下げるための役割を果たすため、人には欠かせない生理現象です。しかし、汗をかくと服が吸収してくれますが、そのまま濡れた状態で着続けると体表の温度を奪って体温を低下させます。また、汗が乾くと着ている服が冷たくなるので、寒さを感じやすくなります。そのため、汗をかいた状態のままにしておくと風邪などの体調不良を引き起こす可能性を高めるでしょう。

汗問題を解決する方法として挙げられるのが、吸湿性発熱素材もしくは速乾性吸湿発熱素材が使われている下着を着用することです。吸湿性発熱素材は、水蒸気を熱に変化させる作用があります。そのため、汗を吸収して熱を生んでくれるので汗をかいても温かく感じることができるのです。また、速乾性吸湿発熱素材は吸湿性発熱素材と同じ作用があるものですが、生地全体に汗を広げて水分を発散させる除湿性能が備わっています。したがって、汗をかいても乾燥した状態を保ってくれますから、汗が原因による冷えを予防してくれるのです。冬の運動時にはしっかりと着用したいところです。

その他にも、運動中は必ず汗を拭くように心掛けます。少しの汗でも体にかいたのであれば、すぐにタオルで拭いて服が濡れるのを防ぐようにします。さらに、運動後は同じ格好で長時間いないことも大切です。運動が終わったら汗をぬぐい、新しい服装に着替えて常に濡れているという状態を防ぐようにします。

熱が逃げやすい場所を守る!

北海道のような冬にたくさんの雪が降る地域は、手足の防寒対策は必要不可欠です。なぜなら、雪が降りやすい地域は外気が冷たくなりやすいので、外気に触れることが多い手足の温度を下げていくためです。したがって、手足をできる限り外気に触れないように工夫することが必要です。手袋や靴下などを着用するのはもちろんですが、風を通さない素材で運動に適したスポーツタイプのものを選ぶようにします。

北海道のような雪が多い地域では、外で運動をしているときに靴が冷たくなったり、靴の中に雪が入ったりすることも少なくありません。これを防ぐ方法の1つは、できる限り厚手の靴下を履いてシューズの隙間を埋めることです。また、レッグウォーマーなどで隙間をつくらないようにするのも良いでしょう。

体の中で最も熱が逃げやすい部位といわれているのが頭です。そのため、体全体の体温を保つためには頭から熱が逃げないように対策を打つことが重要になります。たとえば、頭を覆うことができるニット帽などを着用して運動する方法が挙げられます。さらに、耳や首を外気から守るためのイヤーウォーマーとネックウォーマーも同時に着用するとさらに効果的です。顔の表面を寒さから守りたいのであれば、スポーツ用のフェイスウォーマーをつけるのも良いでしょう。

冬の定番カイロ!おすすめの使い方とは?

多くの人が冬に使用しているのがカイロです。カイロを使うことですぐに温まることができるので、冬には欠かせないアイテムといえるでしょう。一般的にカイロを貼る場所といえば、背中や腰といったところです。また、手に持って指先を温めるという使い方もできます。このようにカイロの使い方は自由自在ですが、温めたい場所すべてにカイロを貼るというのは難しいです。

カイロで最も効率的に温めることができる部位は首です。首には太い動脈が流れており、全身につながっています。そのため、首を温めると全身を効率よく温めることができます。また、首にカイロを貼り、ネックウォーマーを着用すれば温度も長時間保てます。

防寒対策をして冬のスポーツを楽しもう!

冬の運動では、寒さが大きな敵となります。したがって、寒さに打ち勝つためには防寒対策が必要不可欠です。しかし、間違った方法で行うと体調を崩す可能性もあります。今回紹介した方法を参考にしながら、自分に合った防寒対策を見つけて冬の運動を楽しんでくださいね。